子ども虐待防止策、政治家3名から回答 ~知事や市長は回答なし

 このプロジェクトでは、2月25日から大阪の政治家へ順次、以下の3点の文章をメールで回答するよう、要請してきました。

① 『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』読後感想文
② あなたが今後の議会にはかる子ども虐待防止策の詳細
③ あなたが被虐待児だったら、自分の虐待防止策に何%満足できますか?
(※100%でない場合、不満な点を具体的に)


 そして、1か月が過ぎた今(3月27日時点)、プロジェクト事務局へ回答した政治家の名前と回答の到着日は、以下の通りです。

●堺市議 渕上猛志     (到着日:2019年3月9日)

●堺市議 大毛十一郎 (到着日:2019年3月22日)
●堺市議 長谷川俊英 (到着日:2019年3月25日)
※名前をクリックすると、回答が読めます

 大阪の政治家600名以上に行った告知は、3月半ばまで続きましたので、これから回答する政治家も増えるかもしれません。

 政治家に告知した日から3週間以内に回答がない政治家の名前は、御覧の記事の右の欄にある「ブラックリスト」に入り、その1週間後には「落選させたい候補」のリストに入ります。
 松井知事、吉村市長を始め、大阪市会議員や府議会議員、国会議員の多くが、期限内に子ども虐待防止策を公表できないまま、「落選させたい候補」のリストに入っています。

 『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』は、10代から50代までの虐待サバイバー100人が、つらい虐待体験について勇気をふり絞って書いた唯一の本です。
 その内容の一部は、下記の動画で見ることができます。


 虐待サバイバーの多くは、有権者です。
 その有権者が、思い出すのも苦しい体験について書いたこの本を、封も開けずに返送してきた政治家が4人もいました。

その政治家の名前は、以下の通りです(敬称略)。

●泉大津市会議員 中谷昭
●泉大津市会議員 清水勝
●藤井寺市会議員 石田隼人
●貝塚市会議員 川岸貞利

 このプロジェクトでは、住所しか公表していない政治家には、市民の有志がやむなく自腹を切って本を買い、1冊ずつ郵送費を払って送りました。

 市民の有志個人に経済的な負担をかけないよう、基本的にメール・FAX・facebookでの告知を推奨してきました。

 虐待されている子どもは、電話では相談できません。
 家や学校、友達のスマホでは親バレしますし、公衆電話はもうありません。
 なので、このプロジェクトも被虐待児の立場と同じ連絡手段を採用したのです。

 住所や電話しか公表していない政治家は、市政報告も満足にせず、被虐待児からの訴えも届きません。
 そこで、郵送されてきた虐待サバイバーの本すら読まずに返送するのでは、「有権者の声など聞かない」と宣言しているのと同じです。


 しかも、彼らは自分で考えた「子ども虐待防止策」を今も公表しないまま。

 あなたがもし、子ども虐待に胸を痛めているなら、防止策を公表できない政治家を、また当選させたいですか?
 あなたが払う税金で、彼らの生活を保証してあげたいですか?

 この惨状を、twitterやfacebookで大阪府内の政治家に伝えてみてください。

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